◆ 糊付け機(グルースプレッダー)
ツキ板と基材の接着には、接着剤の均一な塗布が不可欠です。糊付け機では、基材に適切な量の接着剤を均等に塗布し、接着強度と美観を確保します。
化粧貼り加工
化粧貼りとは、ツキ板(天然木を薄くスライスした板)を合板や集成材、MDF(中密度繊維板)などの基材に接着し、木材の質感や美しさを再現する加工技術です。この工程により、高級感のある見た目と耐久性を両立させた製品が作られます。当社はこの分野において高度な技術と豊富な経験を持ち、特に量産品の製造においては自動化による高効率かつ高品質な生産体制を確立しています。特注品や小ロット製品については、熟練の職人による手作業での繊細な仕上げを行い、お客様の細かなニーズにも対応しています。
ツキ板と基材の接着には、接着剤の均一な塗布が不可欠です。糊付け機では、基材に適切な量の接着剤を均等に塗布し、接着強度と美観を確保します。
糊付け後の基材とツキ板を高温高圧で圧着する工程です。100℃~110℃に加熱したプレス機で一定時間圧力をかけることで、接着剤を硬化させます。蒸気を熱源とすることで均一な熱伝導が可能となり、ツキ板の反りや歪みを防ぎます。圧力や時間は素材や製品の仕様に応じて調整され、製品ごとの最適な接着条件を実現します。
ホットプレス後の余分なツキ板部分(耳)を切り落とす工程です。この機械では、基材からはみ出た部分を正確にカットし、製品のサイズを整えると同時に、側面(エッジ)の仕上げも行います。エッジ部分は後の加工や組み立てで重要な接合面となるため、この段階での正確な処理が製品の最終的な品質に大きく影響します。
耳取り後、製品の表面を滑らかに仕上げるための研磨工程です。表面の凹凸や微細な傷を取り除きます。この工程により、ツキ板の木目の美しさが際立ち、塗装や仕上げの際に均一な仕上がりが得られます。また、表面の平滑度を一定に保つことで、製品の高級感を演出します。
製品の長辺の両端を切り落とし、所定のサイズに正確に仕上げる最終加工工程です。この工程では、ミリ単位での高精度なカットが求められ、製品の最終的な形状と寸法精度が決まります。切断面が滑らかであることは、製品の見た目だけでなく、後の組み立てや使用時の耐久性にも影響を与えます。
加工が完了した製品を自動で整然と積み上げ、効率的な保管や出荷準備を行う工程です。製品の形状やサイズに応じて積み方を自動で調整し、傷や変形を防ぎます。この自動化により、作業効率の向上と人為的なミスの削減が図られます。